可食性インクジェットインクは
食品表面に鮮やかなオリジナル画像や文字を印刷することで訴求性を高める
錠剤などの場合は、誤飲や取り違いを防ぐ目的で、印刷をして視認性を高める
食品の製造・加工時の検品や分別の目的で目印を印刷する
など、様々な用途・目的でのご相談をいただいております。
- 食品用途 :クッキー、煎餅、マシュマロ、チョコレート、ラテアート、可食シート…
- 製薬用途 :錠剤…
- 医薬部外品用途:薬用石鹸、薬用入浴剤…
- 化粧品用途 :ファンデーション、チーク、アイシャドー、入浴剤…
- 雑貨用途 など
当社の「一般食品用」に開発された可食性インクは、
食品衛生法で許可された原料のみを使用し、「食品添加物製造業」の許可を受けた工場にて製造しております。
また用途に応じて、その国または業界の規制や厳守すべき法律を確認しながら、お客様のご要望にできる限り
お応えすべく最適な可食性インクの開発を進めてまいります。
- 開発対象インク:合成色素、天然色素、染料系、顔料系
- インク色 :シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ライトマゼンタ、ライトシアン
その他 特色(オリジナルカラー) - 印刷方式 :主にインクジェット方式用の可食性インクですが、その他の方法での可食性インクの
ご相談もいただいております
可食性インク 受託開発の流れ
可食性インクの開発事例
●焼き印風プリント用インク
昔ながらの「焼印」は、食文化においても作り手のあたたかさを感じさせます。
その方式を焼印ではなく「インクジェット印刷」にすることにより、
焼印判を多数作成・交換したり、取扱いに細心の注意を払う必要がなくなり
簡単にデザインやレイアウトを変更しながら、あたたかさも残すことができます。
水分を多めに含む、卵焼きや三笠饅頭、しっとりした洋菓子、パンのような食品への
インクジェット印刷は、時間が経つと滲みやすいという課題がありましたが
今回、滲みの発生しにくい天然色素インクを開発いたしました。
ダイレクト印刷で、ここまで再現できました。
●チョコレート用インク
従来インクでは、チョコレートにダイレクト印刷するとインクをはじくため、チョコレート印刷に適した
インクを開発しました。
発色性が改善され、より鮮明なプリントが可能となりました。
●ラテ用インク
従来インクでは、カフェラテや抹茶ラテの泡(フォームミルク)にダイレクト印刷するとインクが
滲むことがあった為、ラテ印刷に適したインクを開発しました。
●にじみが少なくシャープに印刷できるインク(角砂糖でテスト)
上記のように、水分が多い食品だけでなく、インクの浸透の仕方が特殊な食品でも、
にじんでしまうことがあります。
「印刷後、数日で滲んでしまう」というご相談にも、その食品のサンプルをお預かりするなどして
可能な限り対応しています。
下の画像は、そういった要望で開発した「にじみが少なくシャープに印刷できるインク」を角砂糖に
印刷して比較したものです。
案件によって、にじみ方(色、程度)が異なり、何日維持する必要があるのかなど条件が異なりますが、
多くの方に可食印刷の魅力を知っていただけるよう、インクの改良・開発を進めていきたいと考えています。